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帰化申請を自分でやる場合

帰化申請を自分でやる場合

本ページでは、行政書士等の専門家に依頼せず、帰化申請を自分でやる場合についてご説明いたします。

 

自分で帰化の申請をしてみようと思われている方も多いかと思います。
帰化は、自分一人で申請しようとすると非常に大変ですが、不可能ではありません。

 

自分一人でやる場合には、自分一人では難しい面もあるということを頭に入れた上で臨んでください。
途中で挫折してしまうことも多いので、しっかり計画を練って、スケジュールを組んでやりましょう。

①自分の住所地の管轄法務局を確認する

帰化申請は、入管ではなく法務局に対して申請する手続きです。

 

まずは、自分の住所地を管轄する法務局を確認しましょう。
どこの法務局でもいいわけではありません。

 

自分の住所地を管轄する、国籍事務を取り扱っている法務局に申請することになります。
家から一番近い法務局では帰化を扱っていないことも多いので必ず確認してください。

 

神奈川、東京など、いくつかの県については以下にまとめてありますので、一度確認いただければと思います。

 

・神奈川県⇒神奈川県内で帰化申請・国籍取得事務を扱う法務局一覧
・東京都⇒東京都内で帰化申請・国籍取得事務を扱う法務局一覧
・静岡県⇒静岡県内で帰化申請・国籍取得事務を扱う法務局一覧
・愛知県⇒愛知県内で帰化申請・国籍取得事務を扱う法務局一覧

②自分の住所地を管轄する法務局に帰化の相談の予約を入れる

自分の住所地を管轄する法務局が確認出来たら、次はその管轄法務局で帰化の相談の予約をします。

 

帰化できるかどうかの確認も含め、法務局に行って相談する必要があります。
いきなり行っても通常帰化の申請はできません。

 

また、多くの法務局では、帰化の相談は予約制になっています。
事前の連絡なしに窓口に行っても相談できませんので、予約してから行くようにしましょう。

③管轄法務局で相談する

法務局で相談した結果、帰化できるようであれば、帰化申請に必要な書類を教えてもらえます。

 

ただ、帰化申請には非常に多くの書類(一般的に100枚程度)が必要になるため、最初の相談で必要書類のすべてを教えてもらえないことも多いです。

 

一度の相談ですべてを説明しきるのは難しいためです。
法務局にもよりますが、最初の相談では、身分関係の書類を集めるように言われることが多いかと思います。

 

身分関係の書類とは、戸籍であったり家族関係を証する書類になります。

④再び管轄法務局にて相談する

指示された書類を集め終わったら、再び管轄法務局に予約を取り、再び相談に行きます。

 

二度目の相談では、一度目の相談の際に指示された書類が正しいかどうかの確認の後、収入関係の書類を集めるよう指示されます。

 

収入関係の書類とは、給与関係の書類や納税関係の書類になります。
また、このとき帰化許可申請書をもらえることが多いです。

⑤三度管轄法務局に行く

指示された書類が収取し終えたら、また管轄法務局に連絡を入れ、予約を取ります。
渡されている申請書は作成して行き、不備がないかのチェックもしてもらいます。

 

申請書類に不備があれば修正することになります。
書類不足による不備の場合も、また収集しなおすことになります。

※不備があった場合、また予約を入れ管轄法務局に行く

不備があれば何度も予約をして、何度も法務局に行くことになります。

 

帰化申請の必要書類の中には、3か月等の有効期限が定められているものあり、何度も不備→修正としていると3か月が過ぎ、再び同じ書類を新しく取得しなければならなくなりますので、きちんと計画を練ってスケジュールを組むことが大切です。

⑥管轄法務局にて帰化申請→受理

きちんと帰化申請書類一式が用意出来れば、管轄法務局に帰化申請→受理となります。

⑦管轄法務局から面接の連絡

帰化申請の1~3か月後、管轄法務局から面接に来てくださいとの連絡が入ります。
面接時間は30分~1時間程度。

 

難しいことは聞かれません。
基本的には帰化の動機や家族関係など、申請書の内容を確認されます。
結婚している場合、配偶者も一緒に来るよう指示されることも多いです。

 

場合によっては、面接後、自宅訪問があることもあります。
※法務局から連絡があり、事前にアポを取った上での自宅訪問になります。

⑧審査

10か月~1年程度、帰化が許可となるか不許可となるかの審査が行われます。

⑨管轄法務局から帰化許可の連絡

管轄法務局から帰化許可の連絡が来ます。

⑩帰化申請を自分でやる場合のまとめ

以上、帰化申請を自分でやる場合の流れになります。
いかがでしたでしょうか。自分で帰化申請をする場合のイメージがつかめたでしょうか。

 

帰化申請は許可の結果が出るまでに時間がかかるだけでなく、申請自体も多くの書類を集める必要があるなど、非常に時間のかかる手続きです。

 

帰化申請を自分でやる場合の流れを見て面倒だと思った方、法務局に行って相談した結果、自分では無理だと思った方、お気軽にご連絡ください。

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