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生活保護を受けていると帰化できませんか?

生活保護を受けていると帰化できませんか?

生活保護を受けていて、帰化をしたいという方もおられます。
本人でなくても、同居の家族が生活保護を受けているという場合もあります。

 

結論から申し上げると、本人が生活保護を受けている場合や、同居の家族が生活保護を受けている場合、ほとんど帰化できないと言っていいかと思います。

 

帰化申請をして、帰化が許可になるためには、帰化の要件をきちんと満たす必要がありますが、その要件の中に生計要件や素行要件があります。

 

また、これらの要件は特別永住者の方や、日本人と結婚している外国人でも満たす必要があります。

 

世帯としてきちんと生計が成り立っていることが必要ですし、素行に問題がある場合には帰化できません。

 

生活保護受給者の場合は生計要件に抵触するかと思いますし、現実問題として素行条件その他にも抵触することが多いです。

 

絶対に不許可になるとは言い切れませんが、帰化許可の可能性は低いと言ってしまっていいでしょう。

生活保護を受けているのが本人や同居の家族でなければ帰化できるのか?

次に、生活保護を受けているのが本人や同居の家族でなければ帰化できるのかについてですが、本人が独立の生計を営んでいる場合は帰化の可能性があるかと思います。

 

例えば、両親が生活保護を受けているけれども、本人は独立して会社員として別の世帯で生活しているという場合。

 

このケースであれば、帰化できる可能性はあります。

 

たまに、住民票だけ移して別の世帯として帰化申請をしようとする方がいますが、なぜ住民票だけ移したのかと法務局から怪しまれますし、結局不許可になるのでやめましょう。

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