帰化と永住の同時申請について

帰化は日本国籍を取得して日本人になること。
永住は「永住者」という在留資格（ビザ）を取得して、日本にずっと在留する権利を得ることです。

帰化同様、永住も日本での活動や在留期間が制限されないという特徴があります。
帰化の申請先は法務局、永住の申請先は入管になります。

どちらも日本に住む外国人が最終的に取得したいと考えているものですが、帰化と永住のどちらも要件を満たしている場合に、同時申請できますか？という質問を受けることがあります。

結論としては、両方の要件を満たしていれば、両方を同時に申請することはできるかと思います。

ただ、申請窓口は法務局、入管と異なるものの、最終的な決裁権者は法務大臣ということになっています。
同時申請したことによる不利益が生じるかのかどうかは正直なところわかりませんが、やめた方がいいです。

永住申請で許可になるという人は、帰化申請も許可になるかと思いますので、同時に申請するくらいなら、帰化に絞って申請してみてはいかがでしょうか。